経営者は不安がたくさんある

先日、今年に入ってから開業された方とお話をしてきました。

色々と不安を抱えておられたようで、改めて、開業して事業をしていくって不安がたくさんあるよなと思ったのです。

開業してから数ヶ月経っているので、今は売上が伸びてきているようですが、最初の頃は店を開けていてもお客様がほとんど来ないといった状況だったようです。

その不安な時期を乗り越えて売上が増えてきているようなので、さらに利益が出るようなお手伝いができればなと思いました。

売上が上がるかどうかの不安、利益が出るかどうかの不安、資金繰りの不安、経理面での不安など、色々あると感じました。

お金に関する不安が大きい

売上が上がるかどうか、利益が出るかどうか、資金繰りがどうなるか、これらはお金の不安ですよね。

開業するときは多めの資金を用意しておかないと、開業後すぐに軌道に乗るとは限らないので、資金繰りに行き詰まってしまうということにもなりかねません。

そして、他にも収入源を確保しておくということもできればいいかもしれません。

事業がすぐにうまくいかなくても、他の収入源があれば生活費に充てることもできますし、心の余裕にもつながります。

会社勤めをしながら、やりたかった事業を開業して、少しずつ事業を伸ばしていこうとしている方もいらっしゃいます。

開業にどの程度の費用がかかり、開業後すぐには軌道に乗らないかもしれないということも加味したうえで、資金をどのくらい用意すべきなのか、考えていった方がいいですね。

そして、売上は増えてきたが、利益が出ていない、こういう場合もあるかもしれません。

売上の値段設定が適切かどうか、無駄な経費がかかっていないか、削れる経費はないか、など検討していく必要があります。

特に、最初の頃は売上の値段設定を低く抑えてしまうこともあるかもしれません。

仕事は忙しいけど利益が出ない、これでは事業を続けていくことは難しくなってしまいます。

しかし、値段を高くすると売上が減る、ということもあるかもしれません。

同業他社の金額などをリサーチして自分の仕事の価値を考えていきたいですね。

経理の不安

経理に関しては、個人で事業をされている場合は特に、自分で経理の入力をしている方が増えてきたように思います。

「簡単に入力できる」という宣伝で色々なソフトが出ていますので、そういったソフトで入力している方が多い印象です。

入力はしていっているけれど、入力した内容が合っているのかどうか、これは経費にしていいのかどうか。

そして、確定申告が必要になりますし、そうすると税務署が来る可能性もあるかもしれない、など考えると不安になってしまいますね。

自分で確定申告をするのであれば、やはり最低限の知識は必要かと思います。

何でもかんでも経費に入れている、という場合は間違った申告になってしまっている可能性がありますし、それとは逆に経費になるのに入れていなかった、という場合は損をしている可能性があります。

不安の解消としては、税理士に相談するのも一つの方法だと思います。

一人で考えていると不安が増してきてしまいますが、第三者に話してみると解決策が見つかったりするものです。

創業セミナーや無料の相談会など、色々方法はあると思います。

こういったものをうまく活かして、事業がうまくいくようにしていきたいですね。

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