先日、といってももう一ヶ月近く前のことになりますが、英国ロイヤル・バレエ団の公演を観に行ってきました。

英国ロイヤル・バレエ団のプリンシパルになられた金子扶生さんが大阪で踊られるということで、行ってきました。

金子扶生さんの出身地が大阪なのですが、私も以前大阪に住んでいたことがあり、学生時代の扶生さんのことを少し知っていたので、彼女が日本で踊る時には絶対に観に行きたいと思っていたのです。

上演作品は「ロミオとジュリエット」でした。

ロミオとジュリエットは私の大好きなバレエの一つで、しかも英国ロイヤル・バレエ団のロミオとジュリエットはマクミラン版という、これも大好きな演出なので、とても楽しみに行きました。

一幕のジュリエットの可憐な可愛らしさ、そしてロミオと出会い恋をして、ジュリエットが徐々に大人の女性に成長していきます。

表情の細部までが見える席ではなかったのですが、体から感情が溢れ出していて、ジュリエットの心が伝わってくる踊りでした。

また、強靭でしなやかで、そして美しい身体のライン、難しいテクニックをさらりとこなす技術力、彼女の踊りはSNSでいつも拝見していますが、生の舞台で観るとより素晴らしいものでした。

ロミオ役のワディム・ムンタギロフさん、ティボルト役の平野亮一さん、その他にも素晴らしいダンサーばかりでした。

3幕のラスト、とても悲しいシーンでこのバレエは終わるのですが、カーテンコールで主役のお二人が並んで立っているのを見たときは、「ああ、二人が生きていてよかった」と思うほどでした。

バレエに限らず、今はSNSや動画で色々なものを見ることができますが、やはり生で見る迫力や感動は会場まで行ってこそ味わうことができるものですね。

本当に素晴らしいものを観せていただきました。

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