先日、バレエを観るために神戸に行ってきました。

ニューヨークにある、トロカデロ・デ・モンテカルロバレエ団が来日公演をするということで観にいってきました。

このバレエ団、なんと、団員は全員男性なのです。

バレエというと、女性がトゥシューズを履いて爪先立ちで踊って、男性は女性のサポートをしたり高いジャンプをしたり、というイメージが強いのではないでしょうか。

ところがこのバレエ団は男性ばかりなので、男性が女性役も演じるのです。

プログラムを見ると、全員が女性役も男性役もされるようです。

少し化粧が濃いめの派手な感じですが、皆さんとてもキレイ✨

こちらのバレエ団、日本人ダンサーも在籍しているのですが、特に目立っていたのが、吉野鷹臣さん。

黒鳥のグランパドドゥのオディール、そしてパキータのヴァリエーションも踊られて、そのテクニックに会場が沸いていました。

また、瀕死の白鳥を踊ったロバート・カーターさん、この方も素晴らしかったです。

おそらく結構なベテランダンサーで、YouTubeなどで見た感じでは結構なガタイの良さだと思うのですが、美しい腕の動きと足捌きに見惚れてしまいました。

そして、トロカデロ・デ・モンテカルロバレエ団は、コメディバレエ団なのです!

文章ではなかなか表現しづらいけれど、笑いの要素がたっぷり詰まったバレエなのです。

通常、バレエを観ながらゲラゲラ笑うなどということはまずないのですが、ここのバレエ団の公演は、とにかく笑う。

瀕死の白鳥なのに笑う、パキータのコールドバレエで笑う、ロットバルトを観て笑う、という、素晴らしいエンタメバレエで、バレエをあまり知らない人でも楽しめるバレエです。

バレエを観ながら笑い、とてもいい気分転換になりました。

もう今年の日本公演は全て終わってしまいましたが、また次回来日する機会があればぜひ多くの人に観てほしいなあと思った舞台でした。

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